「バランス、か……。
そうかもね」
こんな曖昧な表現でも
すんなり察してくれた
様子で、マッキーが頷く。
マッキーはテーブルの上で
組んだ手に軽くアゴを
乗せて、考えるように
ゆっくりと言った。
「どんなことでも、バラ
ンスを保つのは難しいん
だと思うよ……きっと。
もしそれが簡単にできる
なら、誰もジレンマなんて
感じないで済むんだろうけどね」
「そうだよね……」
だけど実際は、恋愛には
ジレンマなんてつきもの。
いろんな感情の板挟みに
なりながら、みんな誰かを
想ってるんだよね――。
そうかもね」
こんな曖昧な表現でも
すんなり察してくれた
様子で、マッキーが頷く。
マッキーはテーブルの上で
組んだ手に軽くアゴを
乗せて、考えるように
ゆっくりと言った。
「どんなことでも、バラ
ンスを保つのは難しいん
だと思うよ……きっと。
もしそれが簡単にできる
なら、誰もジレンマなんて
感じないで済むんだろうけどね」
「そうだよね……」
だけど実際は、恋愛には
ジレンマなんてつきもの。
いろんな感情の板挟みに
なりながら、みんな誰かを
想ってるんだよね――。

