「爽介なら近いうちに必ず
ちゃんと話してくれるよ。
だから、元気出してね」
「ウン……わかってる」
――いつか爽介はあたしに
言ったもの。
自分には隠し事なんて
しないで、何でも話して
ほしいって。
そんな爽介があたしに
隠し事なんてするはずない。
きっといつか、ちゃんと
話してくれる――。
(ホントは、もし何か
悩んでるんだったら
相談してほしいけど……)
心配だし、頼ってほしいし
力になりたい。
だけどそれはきっと、
あたしのエゴだから。
……相手を想うからこそ、
何も聞かずに待つ。
ちゃんと話してくれるよ。
だから、元気出してね」
「ウン……わかってる」
――いつか爽介はあたしに
言ったもの。
自分には隠し事なんて
しないで、何でも話して
ほしいって。
そんな爽介があたしに
隠し事なんてするはずない。
きっといつか、ちゃんと
話してくれる――。
(ホントは、もし何か
悩んでるんだったら
相談してほしいけど……)
心配だし、頼ってほしいし
力になりたい。
だけどそれはきっと、
あたしのエゴだから。
……相手を想うからこそ、
何も聞かずに待つ。

