《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜

言われるまでそんな事思い
つきもしなくて、あたしは
マジマジとマッキーを見る。



だけど……冷静に考えて
みれば、そんなに驚く
ような事でもない。



話をした張本人の新条
さんはきっとまだ部屋にいる。



行って聞いてみれば、
教えてくれるかもしれない――。



(でも………)



あたしはさっきの爽介の
セリフを思い返した。



今は言えないけど、
落ち着いたら話すって。


爽介はたしかに、そう言ってた。



「――それはいい。

あたしは、爽介が話して
くれるのを待つよ」



一瞬だけよぎった誘惑を
押し込めて、あたしは
キッパリと答えた。