「ウン――戻り際に厨房で
つい雫と話し込んじゃって」
「そ、そっか――…」
(さっきの話、
聞こえてた……?)
それを聞こうかどうか迷う
までもなく――マッキーの
方から、その答えが発される。
「ゴメンね。立ち聞きする
つもりはなかったんだけど
……鉢合わせしちゃった」
「あ…………」
――やっぱりね。
出てきた時のバツの
悪そうな顔で、何となく
予想はついてた。
「……いいよ。
わざとじゃないんだから、
気にしないで」
別にマッキーが悪いわけ
じゃない。
つい雫と話し込んじゃって」
「そ、そっか――…」
(さっきの話、
聞こえてた……?)
それを聞こうかどうか迷う
までもなく――マッキーの
方から、その答えが発される。
「ゴメンね。立ち聞きする
つもりはなかったんだけど
……鉢合わせしちゃった」
「あ…………」
――やっぱりね。
出てきた時のバツの
悪そうな顔で、何となく
予想はついてた。
「……いいよ。
わざとじゃないんだから、
気にしないで」
別にマッキーが悪いわけ
じゃない。

