《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜

「ウン――戻り際に厨房で
つい雫と話し込んじゃって」



「そ、そっか――…」



(さっきの話、
聞こえてた……?)



それを聞こうかどうか迷う
までもなく――マッキーの
方から、その答えが発される。



「ゴメンね。立ち聞きする
つもりはなかったんだけど
……鉢合わせしちゃった」



「あ…………」



――やっぱりね。


出てきた時のバツの
悪そうな顔で、何となく
予想はついてた。



「……いいよ。

わざとじゃないんだから、
気にしないで」



別にマッキーが悪いわけ
じゃない。