《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜

バタンと扉の閉まる音が
して、静けさが戻り。



爽介の姿が見えなく
なっても、あたしはすぐに
動くことができなくて
その場に立ち尽くしてた。



と……その時いきなり
ロッカールームのドアが
小さく開いて、あたしは
ビクッと肩を跳ね上がらせる。



(だ、誰かいたの!?)



ドキドキしてその部分を
凝視するあたしの前に、
ドアを開けて姿を現した
のは――…。



「マッキー!」



少しだけバツの悪そうな
顔をしてほほ笑んだのは、
私服に着替えたマッキー。



「ま、まだ残ってたの!?」