さてね。


セレブにふさわしいか
どうかは知んないけど――

あたしには間違いなく
100%ふさわしい、最高の
仕事よ。




「ふぅ……よかった。

時間は大丈夫そうね」



駅前から10分ほど歩く、
メインストリートは外れた
場所であたしを待つのは。



あと数ヶ月で働き出して
1年を迎える、大好きな
あたしの仕事場。



「あ、アリィ。おはよう!」



急ぎ足で歩いてると
後ろから声をかけられて、
あたしはハッと振り返った。



見るとそこには、見慣れた
二人の同僚の姿。