《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜

夜にはまだ少し冷たい
空気が、アルコールで
ほてった体を冷やして
くれて気持ちよかった。



「いい風……。酔いが抜けるわ」



歩くうちに集団はバラ
けて、いつの間にか隣には
さりげなく爽介がいる。



爽介もウーンと大きく
伸びをして、



「だな。お前、明日もまだ
早番だもんな。

お互い酔いは残せねー、と」



「爽介よりはずいぶん
時間あるけどね。

問題はそっちでしょ」



この時間だと、また爽介
達は睡眠時間ほとんどないはず。

ホント、若くなきゃ
できないわね、この仕事は。



「だいじょーぶだよ。

今はそんな忙しい
時期でもないし」