軽く回想にふけってたら
いきなり咲希に突拍子も
ないことを言われて、
あたしはビックリして
顔をあげる。
「何言ってんのよ。
商品開発はパティシエの
仕事でしょ」
コンクールでは爽介に
正式に協力を要請されて、
サポーターとしてデザイン
だけじゃなく自分のできる
ことは何でもした。
でもそれが終われば、
あたしの仕事はあくまでも
ウェイトレス。
だから通常業務に戻って
しまえば、あたしが商品の
ことに口出しする機会は
もう全くない。
そりゃ、個人的な感想を
爽介に言ったりすることは
あるけど――でも、それだけ。
いきなり咲希に突拍子も
ないことを言われて、
あたしはビックリして
顔をあげる。
「何言ってんのよ。
商品開発はパティシエの
仕事でしょ」
コンクールでは爽介に
正式に協力を要請されて、
サポーターとしてデザイン
だけじゃなく自分のできる
ことは何でもした。
でもそれが終われば、
あたしの仕事はあくまでも
ウェイトレス。
だから通常業務に戻って
しまえば、あたしが商品の
ことに口出しする機会は
もう全くない。
そりゃ、個人的な感想を
爽介に言ったりすることは
あるけど――でも、それだけ。

