「たしかに、蓮の言うのは
わからないでもないな。
爽介の命令で“コフレ・ア・
ビジュー”の試作品を
20パターン以上作らされた
のは、今でも記憶に新しい」
マジメなのか嫌味なのか
わかんないヘータンな声で
貢が言うと、雫も思い
出したように頷いて、
「――そーだったわね。
たしかにあれは、今だに
時々夢に見るわ……」
「って、それは別にオレの
せいじゃないだろ。
スケジュールギリギリ
だっただけの話じゃねーかっ」
爽介の抗議の声に雫は肩を
すくめ、貢は素知らぬ顔で
お茶を飲んでた。
3人のそんなやり取りは
とりあえずほっとくとして。
わからないでもないな。
爽介の命令で“コフレ・ア・
ビジュー”の試作品を
20パターン以上作らされた
のは、今でも記憶に新しい」
マジメなのか嫌味なのか
わかんないヘータンな声で
貢が言うと、雫も思い
出したように頷いて、
「――そーだったわね。
たしかにあれは、今だに
時々夢に見るわ……」
「って、それは別にオレの
せいじゃないだろ。
スケジュールギリギリ
だっただけの話じゃねーかっ」
爽介の抗議の声に雫は肩を
すくめ、貢は素知らぬ顔で
お茶を飲んでた。
3人のそんなやり取りは
とりあえずほっとくとして。

