《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜

「たしかに、蓮の言うのは
わからないでもないな。

爽介の命令で“コフレ・ア・
ビジュー”の試作品を
20パターン以上作らされた
のは、今でも記憶に新しい」



マジメなのか嫌味なのか
わかんないヘータンな声で
貢が言うと、雫も思い
出したように頷いて、



「――そーだったわね。

たしかにあれは、今だに
時々夢に見るわ……」



「って、それは別にオレの
せいじゃないだろ。

スケジュールギリギリ
だっただけの話じゃねーかっ」



爽介の抗議の声に雫は肩を
すくめ、貢は素知らぬ顔で
お茶を飲んでた。



3人のそんなやり取りは
とりあえずほっとくとして。