大切なのは、どれだけ
お互いの夢を思いやる
ことができるか。
――そうだよね、爽介?
いつかの夜、爽介がそれを
気づかせてくれた。
爽介があたしを思いやって
あたしの夢を応援してくれてる。
そのことが、あたしに
信じられないくらいの
大きなパワーを与えて
くれてるんだよ。
だからあたしも――同じ
くらい大きなパワーを、
爽介に返してあげたいって。
今は心から、そう思ってる。
「………………」
何も言わずに、そっと
爽介の手を握る掌に力を
込めると。
敏感に気づいた爽介が、
『どうした?』って感じで
あたしの顔を覗き込んでくる。
お互いの夢を思いやる
ことができるか。
――そうだよね、爽介?
いつかの夜、爽介がそれを
気づかせてくれた。
爽介があたしを思いやって
あたしの夢を応援してくれてる。
そのことが、あたしに
信じられないくらいの
大きなパワーを与えて
くれてるんだよ。
だからあたしも――同じ
くらい大きなパワーを、
爽介に返してあげたいって。
今は心から、そう思ってる。
「………………」
何も言わずに、そっと
爽介の手を握る掌に力を
込めると。
敏感に気づいた爽介が、
『どうした?』って感じで
あたしの顔を覗き込んでくる。

