《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜

「お疲れ。

今日もハードだったなー」



額の汗をぬぐいながら言う
姿はホントに暑そうで、
あたしは思わず苦笑して
ハンカチを差し出した。



「汗ふきなさいよ。

なんか変な人みたい」



「変はねーだろ。

こっちはオーブンの前で
ひたすら生地の焼け具合
チェックしてんだよ」



「知ってるけど。

あ、冷蔵庫は開けたら
涼しいんじゃないの?」



「開けっ放しにしたら中の
温度上がるだろーが!」



それもわかってるってば。


イヤね、ほんのジョーク
なのにマジになって。



あたしはさらに苦笑
しつつ、爽介が受け取ら
ないから代わりに手を
伸ばして額の汗をふいてあげた。