だって現に目の前で、
捨てるかもしれなかった
残り物が生まれ変わって
るんだから。
「―――食べてみろ」
立ち尽くしてるあたしを
促すように、爽介がそっと
あたしの肩を押した。
スツールを移動させ、
新しいスプーンを手渡して
くれる。
(爽介は、これが今の
あたしにピッタリな
スイーツだって言った。
それは、どういうこと?)
食べればそれがわかるだろうか。
あたしは吸い込まれる
ようにスプーンを伸ばし、
そっとそのキレイなデコ
レーションの中に入れる。
深く中身をすくって取り、
恐る恐る口に運んだ。
捨てるかもしれなかった
残り物が生まれ変わって
るんだから。
「―――食べてみろ」
立ち尽くしてるあたしを
促すように、爽介がそっと
あたしの肩を押した。
スツールを移動させ、
新しいスプーンを手渡して
くれる。
(爽介は、これが今の
あたしにピッタリな
スイーツだって言った。
それは、どういうこと?)
食べればそれがわかるだろうか。
あたしは吸い込まれる
ようにスプーンを伸ばし、
そっとそのキレイなデコ
レーションの中に入れる。
深く中身をすくって取り、
恐る恐る口に運んだ。

