《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜

「そっかそっか、よかった。

ま、当然だけどな」



明るく言って、爽介も一口
食べた。



自分でも満足いく出来
だったみたいで、さらに
笑顔が広がる。



その顔を見てたら不思議と
スッと言葉が出て、あたしは、



「ありがとうね、爽介」



そう言いながら、フワリと
ほほ笑んでた。



爽介は少しだけ驚いた
ように目を丸くしたけど、
何も言わずに黙って頷いて
くれる。



それを見て、もう一口
ケーキを食べて。



少しずつ心にあったかい
ものがしみてくると、
自然と思いが口をついて
出ていた。