「ゼリーから全部手作り
でしょ、これ。
どんだけ手かけてんのよ……」
「ん? まぁそうだけど。
だってそこがコイツの
売りじゃねーか」
「知ってるけど。
それに3つなんて、
あたし一人じゃとても
全部食べらんないし……」
胸がいっぱいになってくる
のと同時に、口をついて
出るのはまるで文句
みたいなセリフばっかり。
かわいくないって、自分
でもわかってた。
わかってたけど、でも――…。
「ホントに、バカ……!」
きっとあたし、今日は
感情が高ぶってるんだ。
だから……
こんな憎まれ口でもきいて
ないと、うっかり涙が
こぼれそうになるじゃない……。
でしょ、これ。
どんだけ手かけてんのよ……」
「ん? まぁそうだけど。
だってそこがコイツの
売りじゃねーか」
「知ってるけど。
それに3つなんて、
あたし一人じゃとても
全部食べらんないし……」
胸がいっぱいになってくる
のと同時に、口をついて
出るのはまるで文句
みたいなセリフばっかり。
かわいくないって、自分
でもわかってた。
わかってたけど、でも――…。
「ホントに、バカ……!」
きっとあたし、今日は
感情が高ぶってるんだ。
だから……
こんな憎まれ口でもきいて
ないと、うっかり涙が
こぼれそうになるじゃない……。

