《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜

「やっぱ……心から好きな
モノに触れてる時の
気持ちは、特別だよな。

お前見ててそう思ったよ」



「爽介…………」




もしかしたら爽介は、
あたしに勇気をくれようと
してるんだろうか。



ジッと彼の瞳を見つめてみる。



爽介はひょうひょうと
してるけどマジメな瞳で、
まっすぐにあたしを見つめ
返した。



まただ……。

爽介と知り合ってから、
こんな錯覚を感じるのは
もう何度目だろう。



いつもいつも、言葉は
交わしてないのに。



この目に見つめられると、
あたしの心の中は全部
見透かされてるんじゃ
ないかって気になってくる。