《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜

「久々にはしゃいだ気分よ。

美紅ちゃんのパワーが
うつっちゃったのかしら」



「ハハ、そーかもな。

あのコの元気はハンパないから」



明るく笑って、爽介が少し
歩く速さを速めた。



あたしは振り返って立ち
止まり、爽介が隣に並ぶ
のを待つ。



二人の距離が完全に
なくなると、今度は肩を
並べて再び歩き出した。



「今日のお前の瞳、
イキイキしてたぜ。

普段仕事してる時も、
キリッとしたいい顔してる
けどさ。

けどやっぱ、それとは違った」



「ん…………」



わかってるよ。



あたし自身、胸の高鳴りが
普段の自分と全く違う
ことは気づいてたもの。