身支度を整えて部屋を
出ると、手すりのある
大きな階段を降りて1階に
向かった。



ダイニングに入るとすでに
コーヒーのいい香りが
してて、ママがテーブルに
座ってる。


そして傍には、あたしと
ママの食事を用意する
メイドの姿。



「おはよう、亜莉紗(ありさ)」



「おはようございます、お嬢様」



ママとメイドの挨拶に
あたしは軽く頷いて
おはよ、と返し自分の
席に座った。



「お嬢様もコーヒーで
よろしいですか?」



「いいわよ。

あんま時間ないから、
パパッと用意しちゃって」