《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜

その想いはあたしの
胸にも、染みるように
ストンと入ってきた。



「そうね……。

あたし達の手で、爽介が
築いてくれたもの、想いを
守らなきゃね――」



それがきっと、残される
者が爽介にできる一番の
はなむけ。



(頑張らなきゃ――…)




ちょうどその時、注文した
料理が運ばれてきた。



「じゃあ、さっさと食べて
戻りますか」



雫はそっけない口調で
言ってフォークを取り、
ホントにパクパク食べ始める。


それ以上はもう、爽介の
話も店の話もすることは
なかった。