《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜

雫は驚いたのか、長い間
マジマジと遠慮ない視線で
あたしの顔を見つめてた。



けどやがて、『そう』と
小さくつぶやいて、



「それじゃあ残る者は残る
者同士、精一杯頑張りましょ。

こっちだって新体制に
なるんだから、忙しくなるわよ」



「ウン、そうね」



「……ここからがスタート
だったっていうのを、
爽介が誇りに思えるくらい。

それくらいステキな店に。

これからもずっと、
あたし達はルナを守って
くんだから――…」



「雫―――…」



あぁそうか。


それが、雫の想いなんだ。