――切ないような、安心
したような。



そんな不思議な感覚を
味わいながら、あたし達は
もう一度顔を見合わせて笑った。



寂しいのはあたしだけじゃ
ないっていう感覚は、
もしかしたら甘えなのかも
しれないけど。



だけど今はその感情が、
少しだけあたしの心を
あったかくしてくれてた……。





     ☆☆☆☆☆



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