《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜

今また――大きな流れが
動き出した。



偶然でもなければ運命でもない。



それはきっと、爽介自身が
切り開いた“必然”。



そうしてたとえ想いとは
逆に時間が動いていっても
――誰もそれに逆らうこと
なんて、できないんだ。



――わかってる。

全部、全部。



「抱いて。爽介……」



それで何かが変わるとも、
止まるとも思ってないけど。



ただ今だけは、爽介との
距離を少しも感じない
くらいに触れ合ってたくて。



もう一度自分から唇を
重ねて、あたしは爽介の
首に腕をまわした。