《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜

あたしの大好きなこの
キスに溺れたら、震える
心も少しは落ち着くのかな?



そんなことを、考えながら。



「――こうする意外、
なんもできねーだろ」



長いキスの合間に、爽介が
囁きをあたしのまぶたに落とす。



「ゴメンね………」



泣きそうな顔なんかしてて。



爽介の新しい門出をお祝い
しなきゃいけない日なのに
……ホント、ゴメン。



『一緒にいることだけが
すべてじゃない』



わかってるよ、あたしも。



離れてたって、違う道を
歩き出したって、
あたし達はあたし達。