あたしの大好きなこの
キスに溺れたら、震える
心も少しは落ち着くのかな?
そんなことを、考えながら。
「――こうする意外、
なんもできねーだろ」
長いキスの合間に、爽介が
囁きをあたしのまぶたに落とす。
「ゴメンね………」
泣きそうな顔なんかしてて。
爽介の新しい門出をお祝い
しなきゃいけない日なのに
……ホント、ゴメン。
『一緒にいることだけが
すべてじゃない』
わかってるよ、あたしも。
離れてたって、違う道を
歩き出したって、
あたし達はあたし達。
キスに溺れたら、震える
心も少しは落ち着くのかな?
そんなことを、考えながら。
「――こうする意外、
なんもできねーだろ」
長いキスの合間に、爽介が
囁きをあたしのまぶたに落とす。
「ゴメンね………」
泣きそうな顔なんかしてて。
爽介の新しい門出をお祝い
しなきゃいけない日なのに
……ホント、ゴメン。
『一緒にいることだけが
すべてじゃない』
わかってるよ、あたしも。
離れてたって、違う道を
歩き出したって、
あたし達はあたし達。

