チラッと貢を見ると、
貢もそれに気づいて
「ありがとう。
オレからも礼を言うよ」
って言ってきた。
あたしは首を横に振って、
「いいわよ、別に。
まぁ引き受けたからには
マジメにやらせてもらうわ」
「あぁ、頼む」
そう言った貢の顔には、
ポーカーフェイスに隠れて
かすかな安堵の色が見える。
それと、目の前ではしゃい
でる美紅ちゃんへの愛情
とか、優しさも。
「……鬼のパティシエ
さんも形無しね」
仕事中は完璧なまでの
無表情で、今だに貢のこと
怖がってるスタッフも
いるくらいなのに。
貢もそれに気づいて
「ありがとう。
オレからも礼を言うよ」
って言ってきた。
あたしは首を横に振って、
「いいわよ、別に。
まぁ引き受けたからには
マジメにやらせてもらうわ」
「あぁ、頼む」
そう言った貢の顔には、
ポーカーフェイスに隠れて
かすかな安堵の色が見える。
それと、目の前ではしゃい
でる美紅ちゃんへの愛情
とか、優しさも。
「……鬼のパティシエ
さんも形無しね」
仕事中は完璧なまでの
無表情で、今だに貢のこと
怖がってるスタッフも
いるくらいなのに。

