「その…実は……お礼って言うより……」
少しずつ恥ずかしそうに俺を見上げながら話す閖を俺は見つめる。
「…響夜さんと………過ごしたかったんです……年明けをっ」
これ以上赤くなんのかってくらいに頬を赤くしてうるんだ目で俺を見た。
そして閖が話したことに一気に熱が上がり、鼓動は高鳴った。
なぁ………。
この雰囲気ならいけるよな?
いや、言わなきゃ男じゃねぇ。
俺じゃねぇ………。
小さく深呼吸をするとその場を立ち上がり、テーブル越しにいる閖のところに行って立ち膝をする。
そんな俺の行動に顔を赤らめながらも不思議そうに見つめる閖。
「あのっ…ん、ふっ……」
動き出した閖の可愛い唇に、俺の唇を重ねる。
突然のことに驚き目を見開いて俺を見る閖。
俺も閖からは目を離さずに。
見つめあってキスをする。
甘い空気が漂っている。
ゆっくりと唇を離せば、驚きを隠せないようすでなにも言えずにただ俺を見つめる閖。

