「どうした?」

「お昼…よかったらどうですか?」



なんて微笑む姿にもっとテンションが上がって体温が上がって。



もう俺のすべては奪われたな、なんてバカな考えが頭に浮かんだ。



そんな閖に、俺はまた笑顔で微笑み返して煙草を消した。



ほんのりと頬を赤らめて下に目線を下げてうつ向く反応をする姿を見れば、もう堪らなくなって………。



俺の中でなにかが溢れ出す。



もう止まらねぇよ……バカ。



なんて反応するんだ、この女は。



小さな反応に、少しでも脈ありか?なんて淡い期待を抱いた。



俺の前にいる女は……俺のツボを押し続ける。



かわいくて、小動物みたいだ。



こんな女と付き合ったら、目が離せねぇな。



心の中でそう思えば、小さな笑みがこぼれた。



「どこ行ってたんだよ〜」



部屋に入れば、可愛らしいクッションに座ってうまそうに飯を食ってるリク。



当たり前のように馴染んでいるリクにイラッとくる。



そんなイライラを押さえて、俺も可愛らしいクッションに座った。



「ねぇ響夜……」

「あ?」

「……ふっ…わかりやす!かわいいねぇ全く!」



返事をすれば、変なことをほざいて笑うリク。



そんなリクにムカついて煙草を取り出した。