僕、ギャルと付き合います。

「警察や!」


俺は手の持っていた定期ケースを男の前に掲げた。


「なにっ!? 警察!?」


男は立ち止り、顔を引き攣らせる。
そして同じく後ろにいた男達も顔を引き攣らせると、由梨からパァっと手を離した。


よし、上手くいった!


「最近、女子高生を狙った
犯罪が増えてるねんけど、まさかおまえらか?」


「いや、違いますよぉ! 俺らそんなことしてません! なぁ?」


「はい、全然そんなことしてません!」


男たちは両手を前で振りながら慌てて否定する。


「ホンマか?」


「はい! 今もこの女の子がビルの中に迷い込んで来たから、教えてあげてたとこですわ」


「そうか、ならええけど。
あんまり紛らわしいことはすんなよ」


大和はもう一度、男たちを睨み、威嚇すると、由梨の許へ行き手を掴んだ。