僕、ギャルと付き合います。

「おまえはほんまに・・・」


「ありがとう・・・」


「えっ!?」


黒ギャルは、聞えるか聞えないかくらいの小さな声でそう言うと、自分の腕を抱え、身を小さく縮こませた。


なんや、こいつも礼言えるんやん。

ん!? こいつ、震えてるんか?


よく見ると、黒ギャルは小刻みに体を震わせていた。


怖かったんやぁ・・・


大和はそんな黒ギャルみながら、
「もう大丈夫」という、やさしい表情を見せた。


あっ! 由梨や!

由梨を探しに行かんとあかん!


「ちょっと待っとけ!
由梨、探してくるわ!」


「由梨? そうか、由梨も追われてたんや」


「ここを絶対動くなよ!」


大和は黒ギャルが頷くのを確認すると、
急いで由梨が隠れているビルへと向かった。