僕、ギャルと付き合います。

「えっ!? いや、何でもないよ。
お腹が空いてさぁ~
頭がボーっとしてるねん。
化粧水?いいねぇ~
また今度、買いに行こうよ」


私は由梨に悟られないように必死に明るくふるまった。


「じゃあ私、用事あるから。
また明日ね」


「えっ!? ちょっと、明美!」


私はそう言って、一方的に電話を切った。


何やってんやろ私・・・


明美は携帯を持った手をだらんと垂らし、
その場に立ち尽くした。


「ううっ・・・ううっ・・・」


するとまた、涙が込み上げて来る。


悲しくて、苦しくて・・・

信樹が好きで・・・
大好きで・・・


「ううっ・・・うう・・・」


明美はその場に力が抜けたようにへたり込むと、声を殺しながら泣いた。