取りだしかけた鍵を閉まって、隣の部屋のドアノブに手を掛けた。 …開いてるし。 「おじゃましまーす…」 奥に行くと目に入る光景にまず驚いた。 ――なんだこの料理の量… (すげえ…) 姫、料理全然しないのに。 「…んっ」 「姫?」 「…だれー?」 丁度姫が起きて、呂律が回らない声で話しかけられた。