…… ……… 「りゅーちゃん?キスしてくれないの?」 ――けど、出来なかった。 姫はホントに俺のことが好きなのか。 俺ばっかり嫉妬して、嫌じゃないのか。 そんな考えがぐるぐる回って、手が出せない。 「姫は、さ。」 ちゃんと名前で呼べるようになったのも最近なのに。 「俺のこと…」 これじゃ、俺だけ姫を好きみたいだ。