畳の上には十夜の服が敷かれた。 その上に、そっと横たえられる。 「………ン…」 触れるような優しいキスが心地よくて もっと…と、ねだるように十夜の首に腕を回して引き寄せた。 引き締まった十夜の身体がそれに応えるようにゆっくりとあたしの上に体重をかける。 温かな重みが 深くなるキスが 愛おしむように頬に添えられた大きな手が 「もっと…」 「………!」 欲張りなほど もっともっと… 十夜がいっぱい欲しい。