―――――――――――――――――……………それから、








「「うわぁーーいっ!!!姫君いらっしゃぁいっ!!」」



「……お、お世話になります……。」







それから……あれよあれよという間に……



あたしは大量の私物を抱えて真神家にいた……。



「~~~!……もうっ!何でそう強引なのっ!?」



「いいじゃねぇか。

念願の同居に俺はサイコーにご機嫌だ。」



「~~~!!!」



にんまりほくそ笑む十夜は本当にご機嫌だ。



きっと今何を言っても無駄だろうな………。



こうだ!と決めた十夜の行動は実に素早かった。



まずは、さっさと橙伽さんに連絡。



あっという間に現れた橙伽さんがうちの両親に連絡。



飛んで帰ってきた両親に物凄い話を説明…。



見事に信じた両親が十夜に…『どうぞ娘を頼みます』



十夜、ニヤリ。



あたし、ゾクリ……。









「やっぱり橙伽がいると説得力が増すな。」



「恐れ入ります。若君。」



「~~~~!!信じらんないっ!!」