「 なち大丈夫か?? 」

心配そうにあげはが
私の頭を撫でた


「 あげは、俺
仕事残ってるから
リビングにいるわ
なつお休み 」



わかりましたと一言
あげはは言って
私の頭を撫で続けた。





「 なち~? 」

「 ん…? 」

「 今 寂しい?? 」

「 …わかんない 」

「 そっか… 」


寂しそうにあげはが微笑んだ



「 どしたの……? 」

「 なんもないよ 」

「 ならよかった 」

「 なち 寒くない?? 」

「 大丈夫 」


大丈夫と言ったのに
あげはは布団をかけてくれる


「 あげは 手 」

「 ん 」




いつもの様に
あげはは手を繋いでくれて

すぐに私は眠りに落ちた