「萌香…やっぱり萌香はばかだよ。」 「へっ…?」 「だって…」 先生がこっちに歩いてくる。 「やだ!やだ!やだ…」 私の声は完全にスルーで、先生と私の距離はどんどん縮まっていく。 「だって…部屋の角が1番、捕まりやすいから。」 「…え。」 目の前にいる先生を見上げると、少し馬鹿にしたような笑顔を浮かべている。 「自分から、1番捕まりやすいとこに行くなんて…な。」