「離して!!」 先生のシャツをグイグイ引っ張る。 こんなんじゃ逃げられないことくらい分かってるけど…。 「無駄な抵抗はやめた方が良いと思うよ?」 「だ、だって……」 「ほんとおかしい奴。」 この人におかしいって言われたらおしまいだ… そんなことを思っていたら。 「ひゃ!?」 先生が、私をひょいっとお姫様だっこした。 「や!やめて!おろして!!」