亮太は私を止め、私の上半身を起き上がらせた。 「好きなんだろ?…あの家庭教師のこと。」 「っ!!」 なんで!?なんで知ってるの? 「萌香ってほんと分かりやすいよなぁ。バレバレ。」 「…ごめん。」 真っ赤な顔でうつむくと、亮太は私の頭をくしゃくしゃとなでた。 「謝るなよ。謝られると、俺惨めになるから。」 笑顔の中にあるひきつった顔が、心に突き刺さる。 今までごめんね、亮太…。