「好きだ。」 カチ、カチ、という時計の音が妙に響く。 わずか数センチ先にある亮太の目を見て、私は言葉を失っていた。 今……なんて? 「だからごめん。我慢できなかった。」 そう言って、亮太は私から離れた。 私は起き上がることもできずに、ただ呆然と天井を見上げる。 「……本気で気づいてなかった?」