さっきの光景を思いだして、拓海から目を逸らす。 「………」 黙りこくる私に、拓海はまた私の顔を覗き込んだ。 それでも、私は拓海と目を合わせない。 「…なんかあったか?」 なんかって… 拓海のせいだよ? でもそんなこと言えるわけなくて、微かに首を横に振った。 「じゃなんで…「ただいまー!!」 拓海の声を、帰宅したお母さんの声が遮った。