拓海の手から写真を取り上げ、私は涙で滲んだ目で亮太を見た。 幼稚園の頃の私と亮太がキスしてる写真なんて、どうってことない写真。 だけど…… 拓海には見られたくなかったよ…。 「萌…」 「ほら見ろ。」 亮太の言葉をさえぎって、先生が一歩足を進める。 「言っただろ?幼なじみくんは、萌香のことを何にも分かってない。」 「…っ……」 亮太は先生のことを睨み付けて、唇をぎゅっと噛みながら部屋を出ていった。