上機嫌なお母さんを横目に、私と拓海はリビングを出た。 「拓海…、」 「俺、あいつ嫌い。」 「う…うん、知ってる。…どうして?」 そう。 どうして拓海は亮太のことを嫌ってるの? 何をされたわけでもないのに…。 「それは…」 私を見る真剣な先生の目を、私も見返す。 「それは…?」 「……別に。なんか気に食わないから。」