お客さん? 「お母さん、お客さんって…」 「いいからいいから!早く入る!」 お母さんに押されて、私と拓海はリビングに押し込まれた。 「そんなに押さないでよっ」 ブツブツ文句を言う私を、食卓のイスに座っていた“お客さん”が振り返った。 「萌香…おかえり。」 「えっ……」 数秒間、リビングに沈黙が流れる。 なんで… 「亮太……?」 なんで亮太がいるの…?