立っている先生を見上げてキッと睨む。 すると、先生は「いや。」と言って顔を私に近づけた。 「歳は変わらなくても、能力には大きな差がある。」 「……なっ…!」 む…むかつく…… 「別にいいもん!頭良くたって、先生みたいな嫌な人間には…」 「なりたくない?」 私の言葉尻にかぶせるように言って、先生はさらに顔を私に近づけた。 「本当に?」 「…っ……」