そのまま6時間分の授業も終わらせて、やっと帰れる!……はずだった。 帰る気満々で鞄を持ち上げた私に、教室のドアから図書委員長の先輩がひとこと。 『萌香ちゃーん!今日資料室の本の整理よろしく!』 さすがに先輩には逆らえず、「はーい…!」と返事をしてしまったのだった。 「仕方ない、行くか…」 どんよりした気持ちで持ち上げた鞄を机におろす。 と、後ろから誰かに肩を叩かれた。