そのまま亮太の自転車は加速を続け、学校に到着したのは授業開始の1分前。 「亮太!走って!」 「あのなぁ!俺はさっきまで全力で自転車を漕いでたんだぞ!?」 「知ってまぁす!」 ぜいぜいはあはあ言っている亮太にあっかんべぇをすると、私は階段を全力で駆け上がった。 ――――ガラガラッ 「間に合ったぁ!」 ギリギリセーフ! 私に続いて亮太が入ってきたところで、授業開始のチャイムが鳴った。