ふぁ~…と大きなあくびをすると、先生は部屋から出て行った。 「あぁもう!朝から心臓に悪いって…」 言いながらベッドから降りて時計を見る。 「…やば。」 急いで制服に着替えて、その勢いのまま一階へ走る。 「ご飯は~?」というお母さんに「いらない!」と一言だけ返すと、ローファーを足に引っ掛けて家を出た。 「ヤバいって~!また遅刻しちゃう!」 時計を見て半分諦めかけた私。 その横を、自転車で猛スピードで走り抜ける――― 「亮太!!!」