「わかったよ。」 先生は、あくまでもお母さん用の笑顔を私に向ける。 キュンッ――… 何かに心臓をつままれたみたいに、胸の奥に違和感を感じた。 なに?この感覚…。 先生が階段を上がっていく足音を聞きながら、私はとりあえず洗面所に急いだ。 お母さんに怒られないためと、 先生のイライラを、これ以上積もらせないため…。