電車の扉が開く。 立ち上がる亮太に私も続き、亮太よりちょっとだけ後ろから電車に乗った。 車内を見回すと、端っこの席がひとつだけ空いている。 多分、今降りた人が座っていたんだろう。 亮太を見上げると、亮太もその席を見ていた。 「萌香座れよ。」 「いいの…?」 昔から変わらないな…亮太は。