“……それって、あいつが居るから…?” 風が通り抜けるような大きな音がして、電車がホームに入ってくる。 爆音のせいで、亮太の声が上手く聞き取れなかった。 「っごめん、よく聞こえなかった!!なんて言ったの?」 私が何度尋ねても、亮太は答えてくれない。 「いいよ。どーでもいいことだから。」 「どーでもいいことって何!?」 「だからどーでもいいことだって…」