「でも…ほんと楽しかっよな、あの頃は。」 向かう側のホームを見つめて、亮太は遠い目をする。 「うん…。テスト勉強とかしなくていいし、遊び放題だし……」 …お父さんも、居たし。 声には出さなかった。 ここで、わざわざ空気を重くする必要は無い。 残り少なくなったクレープをパクッとかじって、私は亮太と目を合わせる。