車で行くときもあれば、電車に乗って行くときもあった。 確か…… 電車で席が1つしか空いてなかったときは、必ず私が座っていたっけ。 「そうだなぁ…。」 亮太の少し暗い声を聞いて、私はしまったと思った。 もしかすると、余計な気を使わせちゃったかもしれない。 「そんなに暗い声出さないでよ!そんなつもりで言ったんじゃないんだからっ…」 亮太は、「気なんて使ってねーよ。」と、穏やかに笑った。